2018年1月28日日曜日

バスキングを通して感じたこと。
そしてこれから。

  




基本的にバスキングはどのアーティストも90分の時間が与えられています。
その限られた時間の中でアーティストの皆さんはパフォーマンスするわけなのですが、時間の使い方も様々です。40分演奏して10分休憩の後そのまま40分演奏する人や、90分フルで演奏(!)に費やす人もいます。
僕の場合はとにかくアルバムの曲を沢山の人に聴いていただきたいと思っているので25分演奏して5分休憩を×3セット。という場合が多いです。


実際演奏してみるとわかるのですが、意外と子供が目の前に来て聴いていることが結構あってとても新鮮。確かに屋外の演奏ってまさに「非日常」的なことだし、あれ?いつもと街の様子が違うぞ?と、なれば遊び盛りの小さな子たちはやっぱり興味津々で向かって来る。
で、やっぱりこれってすっごく大切なことだと思うんですよね。


幼稚園でも小学校でも触れ合う事が出来ない楽器が目の前にあるわけだし、自分と数メートルの位置でその音を聴くことができる。もしかしたらその楽器をもっと知りたい、もしくは自分もやってみたい!こんな音楽もあるんだって感じてくれたら最高ですよね。


もっとたくさんの街でこのような活動が増えれば素敵だなと思うし、僕らのような人間がそれを守っていきたいとも思う。


これからも外へ出て行かなきゃな。




2018年1月22日月曜日

バスキングに参加しているアーティスト

 今回はバスキングの参加アーティストについて綴りますね。

僕が今参加(登録)している「バスキングジャパン」という団体は参加アーティストが3会場(吉祥寺、汐留、二子玉川)での演奏ができ、約60分〜90分の演奏時間があり、更にその時間内で自分の作品を売る事が出来ます。


参加できる条件は3つあり、
・演奏する曲が全てオリジナルであること
・販売できる作品(CD、アルバム)があること
・ソロライブ(コンサート)を定期的に行なっていること

です。




僕は一応この条件の全てを満たしているので、参加してからすぐに演奏活動をできるようになりました。


まずは一番近い吉祥寺会場での演奏をスタート。
7月に初めて出演して、同じ日にやっているアーティストさん達を見て思ったのですが、皆「表現者」としての熱量が本当にすごい!!
僕のような楽器1本、身体1つで勝負する人はゴロゴロいるし、自分の音楽スタイルでいかにオーディエンスを楽しませるかを考え、貫いている。
また楽器の種類も本当に様々。三味線、ハンマーダルシマー、スティールパン、エレキベースのソロ、リュート、名前のわからない民族楽器なんていっぱいある。
日本だけど海外のライブを見ているような、そんな感覚。


そしてこれこそが僕にとっての「外へ出る」という新しい刺激でした。



次回へ続きます。

2018年1月18日木曜日

バスキングを経験して



あけましておめでとうございます。2018年になりました。昨年はなかなかブログの更新が出来ず、投稿もやや少なめになってしまいましたが今年は自分の活動状況、動画のアップロード、感じた事などを引き続き書き綴っていければと思っております。



昨年はCDの発売が自分の活動の中心にあった一年間でした。作曲、演奏、録音、ジャケット撮影、アートワーク、CDに関わる全てのことを自分主導で動いてきました。とても大変な面もありましたが、なんだか作っている時はワクワクが止まらなくて楽しかったですね。いわゆるクライマーズ・ハイの状態だったのかも。





出来上がった時はとても感慨深く、早くこの作品を多くの人に聴いてもらいたいという気持ちが強くなりカフェやレストランでのコンサートを勢力的にやるようになりました。しかしその中で1つの課題点ができ、「自分の事を知らない不特定多数の人々にこの作品をどう届けることができるのか?」というものでした。
僕は以前から(今もそうですが)自分でコンサートを企画し、お客様を呼び(宣伝し)、会場を選び、コンタクトを取り、会場のレイアウトも打ち合わせして、当日関わってくれるスタッフを自分で呼び、そして自分で演奏してきました。この活動の仕方の最大のメリットは自分の一番気持ちの良い環境で演奏できるという点です。しかし、それだけでは新たな出逢いが広がることはまだまだ足りません。ソロコンサートを何回も開くということはなかなか難しい面もあります。




そこでもっと「外に出る」ということを意識し始めました。
つまり今まで経験してこなかったバスキング演奏です。


そして昨年、7月から自分の作品を携えてバスキングの活動をスタートさせました。






次回へ続きます。